あらすじ
初心者用投資バイブル
タイトルの通り、厚切りジェイソン氏が生涯の投資人生で得た経験をもとにした投資のバイブル。本人の投資に対する考え方と投資以外に使うお金のあり方について、彼の名前の如く厚切りな説で綴られている。
こんな人におすすめ
- 資産運用について考え出した人
- 将来に備えて何か始めたい人
- 厚切りジェイソンの資産形成方法を真似したい人
ジェイソン氏が提案する資産運用方法はかなりシンプルでわかりやすく、再現性もかなり高い。ましてや本人が資産を築いてきたという成功モデルをもとに記されているので説得力があります。
ジェイソン氏は芸人をする一方で、ベンチャー企業の役員もされています。そんな人の経済力を語られても参考にならないんじゃ、、、と思っていましたが、当人はどちらかというと庶民的な考え方を持たれているため、本書もサラリーマン目線に語られているので話がスッと入ってきます。
印象に残ったこと3つ
- ジェイソン氏はドがつく倹約家
- 「投資をしていない人は、1番の無駄遣いをしている人」
- 借金・不景気の時の話
ジェイソン氏はドがつく倹約家
本書では「節約という自己管理を侮ってはいけない」と言わんばかりに、著名人らしからぬジェイソン氏の普段の節制の実態から語られている。
「僕はこうして成功してお金を集めました、そのお金でした投資が運良く大成功!」のような自分語りになりがちなのがこの手のビジネス本あるある。ジェイソン氏のような経済力であればなおさら。
しかし、本書は「まずは節約で投資に回せるお金を作りましょう。投資の話はそこから。」というスタンスで話が進みます。
節約術も投資術も再現難易度はかなり低く真似しやすいものばかり。え、この本が売れたらめちゃめちゃ投資はやるんじゃない???
「投資をしていない人は、1番の無駄遣いをしている人」
毎月お金をただプールしているだけが本当に将来のためになっているのか考えさせるフレーズでした。
ただお金を眠らせているだけの人も、これから貯金頑張ろうと意気込んでいる人も、この本を読めば将来の備えのありかたについて今一度考えさせられるでしょう。
借金や不景気の時の話
投資で失敗する人の多くは「借金」と「不景気」が絡んでいます。そんな時ジェイソン氏はどのように立ち回ったのか、実体験をもとにコラムとして記されています。
具体的には、ジェイソン氏の投資理論において借金はどのような位置付けか?コロナ禍のような不景気時の資産の話などが記されています。
もちろん、こちらも我々庶民の視点から記されていますのでかなり参考になります。
読破時間
1.5時間ほどで読めました。
買うべき?買わなくても良い?
買うべき。
かなりおすすめ。我々のような庶民には到底敵わないやり方ではなく、明日からも取り組めそうなやり方を伝授してくれる。しかもその方法は当人の資産で実践済み。
この本を読んでからこれからやるべきことをまとめて、明日からいざ行動。
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