文章力に関係なく、伝わりやすい文章が書ける方法を解説します。
以下に応用可能です。
- プレゼンテーション
- 読書感想文
- ブログ
1.準備するもの
- ワード等の文章作成メモアプリ(ノートでも問題ありません)
2.手順
- 主張したい事を書き出す
- 簡単に、最初〜最後までの流れを作る
- 肉付けしていく
ここで気をつけるポイントは、思考のアウトプットと文章を組み立てる作業を一旦わけて行うことです。
「考えを書き出す作業」と「文を組み立てる作業」を分けて行うことで、思考がぶれずに一貫性のある伝わりやすい文章になりやすいです。
それぞれのステップでもう少し具体的に何をすべきかまとめます。
各ステップの目的までしっかり理解しているとなお書きやすくなります。
– Step1 頭の中の情報を書き出す。
アウトプットは頭の整理整頓です。思いつく限りの情報をありったけ書き出して並べましょう。
準備せずいきなり文章を書き出そうとする人がいますが、これで良い文章がかければ苦労しません。しっかり準備を整えて臨みましょう↓
この作業の目的は
- 情報の整理
- 情報の選別
頭の中にある情報を、「目に見える状態」にしましょう。情報同士の繋がりや不必要な要素の洗い出しなど、比較的簡単にできます。
文章作成が苦手な方は、よく「後半に書くことなくなってきた」状態になることが多いかとおもいますが、この「書き出し量」のボリュームが多ければ多いほど、あとで書くことに困らなくなります。
例えば、読書感想文を書くために「人間資格」を読んだとしましょう。
まずはなぜこの本を選んだか?
→特に動機はないが、誰しも一度は聞いたことのある作品だったから。
この本を読む前はどんな心境だったか?
→読書が苦手であまり気は進まないが、何十年も読まれ続けるほど面白いなら
読むことで見える景色がどう変わったか?
→太宰治の描く描写に引き込まれ、今までに感じたことない高揚感を得た。この高揚感を超えるものはないのか、他の作品も読みたくなってきた。
などなど、あくまで一例ですが、このように「なんでもいいので」思いついたことを書き出します。
紙に書き出すもよし。スマホのメモ機能を使うもよし。
頭の中の情報を整理するため、ありったけ思いつくことを書き出そう。
目で見て情報を整理し、文章を作るための「素材」を並べよう。
– Step2 簡単に最初〜最後までの流れを作る。
クオリティは求めず、とりあえず文章を完結させましょう。
1000字のレポート作成をゴールとするとき、まずは300字程度で書き上げてしまうというような具合です。
もし書き出しを迷っているなら、一旦「自分の立場」から感じたことを書くようにしましょう。
書き出し例
私は○○である。理由は〜だから。しかし、△△によって□□という考え方を発見した。
まずは「自分の立場」と「新たに触れた価値観」について膨らますイメージで書き始めれば、あっという間に一つのストーリを完成させることができます。
この作業の目的は
- 完成のイメージを具体的に出す。
- モチベーションを上げる
この「一度ストーリーを書き上げる」ということが意外と重要なポイント。
頭の中にある「なんとなく」のストーリーを、Step1で書き出した情報を頼りに「具体的」にすることで、これからどのような文章を作っていいけば良いか、大まかな方針が決まります。
レポートでテーマが与えられている場合などは、意識してストーリーを組み立てると、結論まで一貫性のある内容で書くことができます。
また、「一旦完成させる」という行動が脳に非常にいいです。
手短に小さい達成感を味わうことで気持ちを持ち上げることができます。
「素材」をもとに文章のあらすじを立てよう。
文字の量関係なく、とにかく完成させよう。
– Step3肉付けしていく
これだけ要素が揃っていれば、ほぼ完成したも同然です。Step2でできたストーリーへ、Step1で出した素材たちで装飾していきます。
この作業の目的は、
- 要所にボリュームを与えていく
- 文章を完成させる
ここまでくれば、あなたの頭の中で思い描いていた文章が「なんとなく」からより「具体的」なものになっているはずです。
伝えたいこと、重要なことはより詳細に掘り下げてボリュームを与えていきましょう。
それでも書く量が足りない、、、という方は、それぞれのステップへ戻って見るのもアリです。
先にも書きましたが、「書き出し量」のボリュームが多ければ多いほど、文章を組み立てることに困らなくなります。
文章へ書き足していく途中で思いつくこともあるでしょう。そんな時は「書く脳」から「思いつく脳」へ切り替えて素材の質と量を増やしていきましょう。
Step1・Step2で揃えた素材で、文章に内容を持たせていこう。
書くことがなくなってきたら、Step1からもう一度やってみよう
3.まとめ

- 主張したい事を書き出す
- 簡単に、最初〜最後までの流れを作る
- 肉付けしていく
ここまで読んでくださった方はお分かりかと思いますが、かなりめんどくさいです。
慣れていない人にとって、文章を書く事はかなり「面倒くさい作業」になります。
しかし、人間というものは慣れてくるもので、歯磨きのように繰り返していると、息を吐くように文章が書けるようになります。
1日の出来事を日記に書くだけでも構いません。日々の生活の中に「アウトプット」する習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか?
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